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ＣＧパースに欠かせないのは車の3Ｄ素材です。

ＣＧを始めた10数年前は自分で、カタログなどを見ながらモデリング

していましたが、今は市販でも売っていますし、ネットで3Ｄデーター

をダウンロードできるホームページもあります。

これも、ネットでダウンロードしたものですが一台制作するのに

どれくらいの時間がかかるのでしょうか・・・？？

これは空の素材集の一部です。

外観パースでは空のしめる割合が一番多いので

完成した時の印象がかなり違ってきます。

時に、自分が求めている空の画像がない時は

自分で、空の写真を撮って来てそれを加工して

使うこともあります。

特に、夜景や夕景の写真はそうです。

■外観写真

■内観CGパース

これは、御殿場交流センターの内観CGパースです。

内観のパースというのは意外かもしれませんが外観パース

に比べると難しいです。外観は太陽光がひとつですが内観

になると太陽光だけではなくダウンライト、蛍光灯など複数

の光が存在するからです。また小物などもありますから

形を作るモデリングという作業に時間がかかります。

手描きパースの描き方はいろいろありますが

一般的にはまずトレーシングペーパーに鉛筆

で線画の下図をします。その後、その下図を

普通紙のコピーします。

その後、その下図をした普通紙の裏面に鉛筆

の粉をつけ厚みのあるボードに写します。

その後にペン画に入るわけですが、この一連

の作業が大変で、このタックボードが活躍します。

トレーシングペーパーに直接、ペン画をしてそれを紙に

コーピーをし、そのコピーした紙をタックボードに貼り付けます。

このボードを使うことによって写しの作業を短縮できる訳です。

タックボードという名の物は沢山ありますが東京にある

「ナビス画材」で取り扱っているタックボードはパースの業界では

有名で多くの人が使用しています。

昨日、テレビを見ていると「グリーンフロート構想」の特集をしていました。

清水建設が、技術的なブレークスルーを目的に、荒唐無稽ともいえる

研究テーマを設定しました。

赤道直下の洋上に二酸化炭素（ＣＯ２）排出をゼロに抑えた人口島の
建設を目指す「グリーンフロート」はその一例で、エネルギーや食料を

自給自足し、廃棄物ゼロの人口島を２５年に建設しようという構想だそうです。

なんかSFの世界の話ですね・・・！！

これはCG用の添景（人）の素材です。

街中で写真を撮り、それをフォトショップ

で加工してパースに取り入れている人も

います。

CGパースに、欠かせないのが添景の「素材集」です。

今では、人・樹木・植栽・車等たくさん販売されています。

ただ、一枚あたりの値段が高い・・・！！

パースはこのようにデザイン検討用に使う事もあります。

建物の大まかなボリュームを立体的に立ち上げ、

この後、デザインを煮詰めていくわけです。

この場合手描きよりもCGが大いに活躍します。

■外観パース

■鳥瞰パース

■完成写真

これは「平塚市西部福祉会館」のCGパースです。

この物件も実施設計だったのでパースのデザインそのまま、施工されています。

鳥瞰パースは人が実際、見る事が出来ない上空からのデザインを理解するのには

大変、役立ちます。制作する側は、大変ですが・・・。

■外観パース

■鳥瞰パース

■完成写真

「中央区子ども家庭支援センター」のCGパースです。

1、2階が保育園、3階は子ども家庭支援センター、

4〜13階が区営住宅で構成されています。

この物件では基本設計でもパースを制作しましたが

にぎわいを出すため添景を多く取り入れました。