45度カッター
みなさんは45度カッターを知っていますか?
正式名所はOLFAの「マットカッター45度」と言って絵画、写真など
を飾るマット紙を、45度カットで窓抜きをする専用のカッターで
手描きパースを額装する際に昔はよく使っていました。
A3サイズの小さなものであればなんなくカットできるのですが
A2・A1サイズなどの大きなものになれば結構難しい・・・・。
今まで何度も失敗した苦い経験があります。
今日は手描きパースの「影」の出方を紹介します。
屋根や庇の影がどんな形で出るか?
これがなかなか難しいです。
影を描くことで建物の存在感が出たり、パースにメリハリが出ます。
太陽の位置の設定は、平面、立面ともに45度から当てます。
庇の出っ張り=影の長さになるので計算するのに都合がいいわけです。
平面と立面で分けて考えると分かりやすいです。
パースで描くと
大体はパターンに分類できますので描いているうちに
覚えるようになります。
最近の映画や海外ドラマではCGが多用されており、
CGが使われていない方が少ないくらいです。
建築パースの分野でもここ10年ぐらいで
すさましい勢いでCGが普及しています。
見た目は写真なのかCGなのか見分けがつかない
くらいです。
さて、皆さんに問題です。
下の6枚の画像は写真orCGどちらでしょうか?
答えは⇒続きを読むを
先日、28日はK様邸のお引き渡しがあり
記念に手描きパースをプレゼントさせて
いただきました。
今回はラシャ紙にペン画をして味わいを付ける
ためにあえて皺を付け、着色しました。
どこか部屋の片隅にでも飾ってもらえると
嬉です。
ラリベラの岩窟教会群は、エチオピアの世界遺産の一つ。
その名の通り、石を刳り貫いて作り上げたエチオピア正教会の教会堂群で、
世界の石造建築史から見ても非常に重要な建造物です。
11の聖堂と関連する礼拝堂などの建造物群からなり、
北部・西部・東部・その他の4つのグループに分けられています。
積み上げるのではなく、ひたすら石を刳るって凄いですね。
前回までの下描きができたら、トレーシングペーパーを重ねて、樹木の
形状を整えながら、手前にあるものから順に清書していきます。
清書がおわったら、どこか一方向からの光源を設定し、光があたって
いるように影をつけて立体感を表現していきます。
(東西南北を意識した影を落とすと自然な光を感じさせる事ができます)
樹木自体に光があたってできる明るい部分と陰の部分の表現と、地面や
まわりの建物におちる影との違いも、十分に注意して描くとこが大事です。
これで完成になります。
ぜひ皆さんも挑戦してみて下さい。
ゼレナー・ホラの聖ヤン・ネポムツキー巡礼教会は、
チェコのボヘミア地方とモラヴィア地方の境界に近い
ジュヂャール・ナト・サーザヴォウにある教会堂。
イタリア系でプラハを中心に活躍した建築家
ヤン・サンティーニ=アイヘルの傑作とされている。
サンティーニは建物と装飾の両面で、
ボッロミーニ的なバロック様式にゴシック的要素を統合しています。
今日は前回、平面に描いたものに高さを加える作業です。
樹木及び建物などの高さは、GLからHLまでの寸法を基準に
描き起こします。奥行き方向の位置によって、GLからHLまで
の寸法が変化します。GLからHLまでの高さ(目線)をいくらで
設定したかによってでき上がりの寸法(樹木の高さや建物の
大きさ)が変わってきますので、高さの数値設定には十分
注意してください。例えば、HLが1.5mの場合、木の高さ
が4.5mとすると木の位置(GL)からHLの高さの3倍が木の
高さとなります。