グリーンスケッチ-4
前回は測点を定めたところまででした。
次にこの測点から最も離れているF点と測点とを結び
A,B,C,D,E,F点からVPへ結んだ線との交点を通る
水平線を引きます。
平面図に表示した正方形にGLと奥行き方向とに分けて
図面上と合致する記号(1,2,3,4,5)をつけていきます。
前回は測点を定めたところまででした。
次にこの測点から最も離れているF点と測点とを結び
A,B,C,D,E,F点からVPへ結んだ線との交点を通る
水平線を引きます。
平面図に表示した正方形にGLと奥行き方向とに分けて
図面上と合致する記号(1,2,3,4,5)をつけていきます。
マラムレシュ木造教会は、
いくつかは500年以上前に建設されたもので、
高い塔、バランスの取れた造形美、独特の建築法を使っています。
この木造教会群は、ユネスコの世界遺産に早い段階で登録されています。
興味深いのは登録されているのは、たったの8つのみということです。
しかしながら、42以上もの勝るとも劣らない木造教会がマラムレシュにはあります。
ゴシック様式の影響を受けて作られた、小さく暗いインテリアは
私達を感傷的な気分にさせる構想になっており、
変わって外観の天にまっすぐ伸びる長い塔からは強い意志を感じさせます。
前回はGL線上に1.5mピッチの区切りを入れるところまででしたね。
次に構図を考慮してVPを決定したら、GL上に1.5mピッチに区切った
点と結びます。
1.5mピッチで区切った点の中でVPから遠い方の点までの距離(a)
の1.5倍のところに測点(奥行き寸法を求める作業の便宜上の点)
を定めます。
HLを決定します。
縮尺は描きたい大きさに応じて考えてください。
今回はHLを1.5mで描きます。
HLから目線の高さ(地面までの寸法)を下に下ろして
GLを引きます。その線上に、1.5mピッチの区切りを
入れてきます。
アヤソフィアは、トルコのイスタンブルにある博物館。
東ローマ帝国(ビザンツ帝国・ビザンティン帝国)時代に
正統派キリスト教の大聖堂として建設されたもので、
帝国第一の格式を誇る教会、コンスタンティノポリス総主教座の所在地であった。
東西教会の分裂以後は、正教会の総本山となりました。
東ローマ帝国の代表的な遺構であり、
しばしばビザンティン建築の最高傑作と評価される。
その歴史と威容から、オスマン帝国の時代においても
第一級の格式を誇るモスクとして利用された。
日本語では慣用的に「ハギア・ソフィア」と呼称されるが、
厳密にはトルコ語読みは「アヤソフャ」、
古典ギリシア語読みは「ハギア・ソピアー」、
現代ギリシア語読みでは「アギア・ソフィア」に近い。
正教会では「アギア・ソフィア大聖堂」と呼ばれ、
「ハギア・ソフィア大聖堂」と表記されることも多い。
■描く前に覚えておきたい言葉■
下描きをするにあたって、いくつかの専門用語が登場します。
VP (消点) =平行線が交わる点。パース上では見ている位置のことだと考えて下さい。
HL (水平線)=目の高さの水平線。VPは、必ずこの線上にあります。
GL (地面の線)=地面の位置。パース上では、この線を基準に高さを求めます。
今回の題材平面図
■描き方■
まず最初にしなければならないのは、スケッチパースを描く対象となる図面を一定の
割合で区分けする作業からです。
図面を1/100に調整し、見せたい部分を考慮して見る方向(視点)を決定します。
平面図を1.5mピッチに区分けし、グリットを描きます。
それぞれのラインに記号をつけます。(縦軸を1.2.3・・・横軸をA.B.C・・・とします。)
次回からは描く作業に入ります。
モン・サン=ミシェルはフランス西海岸、
サン・マロ湾上に浮かぶ小島に築かれた修道院です。
主要部はゴシック様式ですが、
内部はさまざまな中世の建築方式が混ざり合って構成されてます。
教会堂はカロリング期の様式で、
身廊はノルマン様式(11~12世紀)、
百年戦争後の1421年に破壊されたロマネスク様式の内陣は
フランボワイアン・ゴシック様式(15世紀半ば~16世紀初頭)として再建されました。
これら周囲を13世紀の重層構造の修道院建築と13~15世紀の軍事施設が取り囲んでいます。
ゴシック・リヴァイヴァル建築の鐘楼と尖塔は1897年に完成し、
その上に奉られた剣と秤を持つ金のミカエル像は
彫刻家エマニュエル・フレミエによって製作されました。
深層部からは、岩山の上に幾層にもわたり建造され続けた建築遺構も残っています。