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2012.01.21 08:10 - 未分類

キジ島の木造教会建築

顕栄聖堂(プレオブラジェンスカヤ教会)
鐘楼
生神女庇護聖堂(ポクローフスカヤ教会)

顕栄聖堂は、まさに珠玉の建築と呼ぶにふさわしい。
22の玉ねぎ型ドーム、最上部は高さ37メートルのドームを持つ、
この木造バロックのイコノスタシスは圧巻です。

顕栄聖堂には暖房が無く夏季専用の教会であったので、
1764年顕栄聖堂に隣接する形で9つのドームを持つ生神女庇護聖堂が建造された。
1874年には鐘楼が建立され、
こうして160年の歳月を掛けて、
3つの木造教会建築によるアンサンブルが完成した。
これらの建築において最も特筆すべきひとつに釘をまったく使用していないことが挙げられる。
鉄以外の金属はおろか、目地さえも木から作るという徹底振りを無名の職人たちは示した。
また、様式の異なる複数の建築による空間構成はその後のロシア建築に大きな影響を与えた。

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