2012.01.05 17:44 - 未分類
柔構造
柔構造とは、建築物に働く地震の力を柔軟な構造を用いて吸収することにより、
建築物の破壊を防ぐ構造のことです。
地震の多い日本に1,000年以上立ち続けている例もある五重塔の構造がよく取り上げられます。
耐震性の高い塔の構造は「柔構造」の理論を用いており、
近年、日本はもちろん世界の超高層建築に採用されています。
但し、日本古来の五重塔や三重塔が持つ構造に関しては、
まだ工学的には解明されていないそうです。
その、心柱が独立していて他の構造体と接していないという構造の耐震性に関しては、
忠実に再現された模型を使った耐震強度実験も行われているが、
それでも、そのメカニズムは未だ明らかになっていません。
これだけ科学が進化しているのに分からないのは不思議ですね。