上棟式
上棟式」は建前(タテマエ)とも呼び、
無事棟が上がったことに喜び、感謝するものです。
つまり、上棟式は「儀式」というよりも施主が職人さんをもてなす「お祝い」と言えます。
工事に関わった人が一同に会し、今後の工事の安全を祈願し、
お互いの協力の元に家をつくり上げていこうとする意思表示の会でもあります。
このように上棟式はお祝いの会ですので、
一般的な住宅の場合、地鎮祭と異なり神主さんを呼ばないことが多いです。
ただし、地域によっても異なります。
上棟準備と先行足場
資材が搬入され、土台を敷き、一階部分の床を仮組みして!!
いよいよ上棟の準備がととのいました。
いまの木造の現場は、ほとんどが足場を先行して架けるようにしています。
以前は、建て方が終わってから足場を架けていました。
足場を先行して架けていたのは、ビル、マンションなどの現場だけだったですね。
やっぱり建て方のときに足場があると安全です。
でも、先に組む足場は全面ではありません。
部材の搬入や2階より1階が出ている場合、
また、1階の屋根がある場合屋根の上に足場を組むことになるため、
1階の屋根板が終わってからでないと、2階の足場が組めません。
足場を組む手間や費用は、建て方が終わってから一度で組む方が安くできますが、
やっぱり安全第一です。
基礎工事完成
先回のベース配筋→コンクリート打ち工事も順調に終わり
基礎立上りも完成!!
しっかり養生期間をとり基礎工事完成いたしました。
【基礎】はまさに建物にとっては建物を安全に支える重要な基礎となります。
ちなみに基礎は英語でFoundation(ファンデーション)といいます。
建物もお化粧も基礎が大事なんですね。
次回はいよいよ上棟に向けての準備に入ります。
家の基礎をつくるためには、基礎コンクリートと、
その下の割りグリ石(または砕石)の層の下端まで掘り下げなければなりません
この作業をすべて人力でやったらとてつもなく大変な労力がかかります
そこで、ユンボが大活躍します。
ユンボ(yumbo)は、一般には油圧ショベル、パワーショベル、バックホー等
と呼ばれる建設機械の呼称のひとつで、現在はレンタルのニッケンの登録商標になっています。
ユンボを運転、操作するには、免許が必要です。
工事現場での作業はもちろんのことですが、
例え自宅の庭を造作するにもユンボの免許は必要ですので、
私有地だからといって無免許で運転してはいけません。
奥深いテクニックのある機械でして、上手な人はトラックからの出し入れも
アームを使い道板無しで乗り降りしていますが、
やはりその道のプロはドンドン極めていくんですね。
三角スケール triangular scale
設計士・建築家で三角スケール(略して,サンスケと言ってます)は,七つ道具の一つです。
今日はサンスケについてご案内します。
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三スケは,ある縮尺で図面を書きたい時やある縮尺図面上で実際の辺長を計る時に使います。
S(スケール)=1:100の図面で使用する時は,1:100のメモリを使います。
そこで,もし1.2ならば,実際の長さ(実長)は1.2mってことです。
逆にS=1:100の図面で5mの長さを書きたかったら、5の長さで書けばOK!
S=1:250でもS=1:500でも同じです。
図面の縮尺と三スケのスケールバーが同じところを使わないといけません。
長さを書くとき,計る時の図面縮尺をちゃんと把握しておくことが大切です。
製図道具としての三角スケールはあくまでも寸法をとるための道具であり、
寸法を刻んだ塗装面が摩耗することを防ぐために、線を描く作業自体は定規や平行定規を使用します。
現在ではCADによる製図が一般的なので、図面を作成するときに三角スケールを使うことは
ほとんどなくなりましたが、、紙(図面)に一定の縮尺で書かれた図の実物の長さを知る目的で
必要不可欠の道具となっています。
「シックハウス症候群」・・・皆さんは、いつ頃から
この言葉を耳にするようになりましたか?
おそらく、十数年前は「シックハウス」なんて言葉を知ってる人は、
ほとんどいなかったのではないでしょうか。
ところが最近では、マスコミに取り上げられる回数も増え、
むしろ知らない人の方が少ないのでは?
というくらい浸透してます。 さらに 法律が改正されたり、
各種ガイドラインが整備されたり・・・
そこで、今日はF☆☆☆☆(フォースター)のお話です。
F☆☆☆☆(フォースター)は2003年7月からの建築基準改正に伴い、
JIS(日本工業規格)(日本農林規格)で、分類されていた
ホルムアルデヒド 放散量の等級表示のFcO・EOの表示が、
☆印と、その数で規定されるように統一されました。
そこで、F☆☆☆☆(フォースター)等級は
[住宅部品表示ガイドライン]に基づいた最高等級表示記号で
ホルムアルデヒド放散がほとんどない製品です。
当然インサイトホームでもこのF☆☆☆☆で施工しています。
コンパネ・合板類にも
「
家具や住宅設備にも表示されていますよ。
皆様も機会があれば色々購入されたもの等で
探してみるのも面白いかもしれませんね。
建築業界では大きさを表すときに平米㎡のほかに坪を使い分けています。
簡単に計算方法をご案内しますと、
坪と㎡の計算(1坪=3.305785㎡,1㎡=0.3025坪)
または、[0.3025]で掛けたり割ったりして計算することが出来ます。
例えば45坪なら、 45坪÷0.3025=148.76㎡
100㎡は、 100㎡×0.3025=30.25坪
またよく部屋の大きさを示す時によく使われる帖もご案内します。
たとえば6帖とは・・・
1坪は2帖の事ですから、6帖=3坪ですから、3坪÷0.3025=9.92㎡になります。
ちなみに、6帖と6畳は同じです。一般的に和室の場合「畳」(タタミの字)を使うようです。
今日は建築現場では当たり前に使っているけれど、
ちょっと変わった名前の道具等のご案内します。
動物の名前が入ったものでは、
【ウマ】 歩み板や角材を架け渡す4本足の台
【とんぼ】 コンクリートや土、砂等を平らに均すときに使うT形の道具
【朝顔】 外部足場で、落下防止のため板を斜めに突き出して張った養生板
【犬走り】 建物外周にある細長い土間
この写真は、ほのぼのしますが、実際では、大きなクレームでしょうね・・・
等々ありますが、
チョット、物騒な呼び名では、
開かない窓の事を【ハメ殺し窓】
コンクリートや石を砕く為の【せっとうハンマー】
ある寸法を測ったり、印を付けたりする場合に一々スケールで測っていたのでは
能率が上がらないのであらかじめ測って印を付けた棒を【バカ棒】とか・・・
このバカ棒はこんな製品が有るほど建築業界では周知されているんですね。