構造

安全を支える基本「地盤・地質調査」

投稿日:2009.02.26

地震に強く長持ちする家を建てるためには、建物本体を強い構造にすることに加えて、基礎が地盤の状況に合っていることが大切です。

インサイトホームでは、地盤の特性に適合した基礎の形状を設計する為に、建設地の地盤調査を行います。

地質・地盤調査

地盤調査

調査データを「地盤調査報告書」にまとめ、ご報告いたします。その結果に応じて最適な基礎仕様を決定します。

地盤調査報告書

特に軟弱な地盤の場合には、地耐力に応じて基礎補強や地盤改良工事などの安全対策を行います。強固な地盤に改良して、建物を支える確かな基礎構造をつくります。

地盤改良工事

強固な基礎構造

投稿日:2009.02.25

地震による建物の揺れや台風などで受ける荷重は、基礎を通して地盤へ逃がします。たとえ地震に強いとされる建物でも基礎が丈夫でなければ意味がありません。

インサイトホームでは、丈夫で強い基礎を築き、住まいの高い安全性を実現します。

ワイドな基礎巾

立上りの巾は150mmに設定。厚く、強固な仕上がりで建物をがっちり支えます。鉄筋は主に13mm鉄筋を使用しています。

ワイドな基礎巾

強度を高める底盤

強度を高める底盤

ベースコンクリートの厚さは150mmと厚く、しっかりとした底盤で建物を支えます。地震などによるよじれにも強く設計しています。

理想的な床下環境づくり

投稿日:2009.02.24

床下の湿気は結露やカビが発生する大きな原因です。結露が発生すると、シックハウス対策用にノンホルム合板を用いている場合、簡単にカビが生えてしまいます。

インサイトホームでは、結露やカビから住まいを守り、優れた耐久性能を発揮する「キソパッキンロング」を隙間なく、基礎全周に使用しています。

基礎の損傷を防止

従来の基礎パッキンは1個が20cmの長さで1mあたり2~3個配置されますが、建物の荷重を地一切面で受ける為、基礎布部のひび割れの原因となっていました。その点では、「キソパッキンロング」は基礎全周で建物の荷重を受ける為、ひび割れが発生しにくくなります。

湿気対策

湿気対策

従来の風窓の床下換気に比べ、1.5~2倍の換気性能。全周から風が通り抜け、湿気を残らず排除します。結露やカビを寄せ付けず、床下を快適な状態に保ちます。

木部を乾燥状態に保つ

シロアリによる食害

床下の換気を建物全周で行うことで床下の湿気を排出。木部の乾燥状態を保ち、腐りを防ぎ、シロアリを寄せ付けにくい床下環境となります。

優れた耐震性

基礎と土台の間が換気口となるので従来の風窓のように、基礎に開口部を設けるために配筋を切断する必要がありません。

そのため、頑丈な配筋・基礎を保ち、より高い耐震性を実現します。

優れた耐震性

建物を力強く支える

投稿日:2009.02.23

木造住宅で普通使われる木製束は、時間の経過に伴って乾燥し、反り、縮みが発生し、束石から浮き上がり、床鳴りの原因になることがありました。また、外気より湿度の高い床下で床を支える床束は、より高い耐久性が求められます。インサイトホームは建物を力強く支えるために鋼製束を採用し、建物をしっかりと支えます。

鋼製束

鋼製束

鋼製束は溶融亜鉛メッキで、サビ、白アリに強く、引張り、圧縮強度とも2t以上と丈夫です。

鋼製なので腐朽の恐れのある木製の束に比べ、床の安定性を長期に渡って保ち、土台 の耐久性をよりアップさせています。また、木製の床束に起こりがちな縮みもありません。

鋼製束2

木にこだわり、木を活かす。

投稿日:2009.02.22

住宅で最も大切な構造材。毎日を健康に過ごすこと、それは自然素材の無垢の木の住宅に住まうことから始まります。住まいは、人の生涯を見守り育む場所。だからこそ、インサイトホームは木にこだわり、木が持つ優しさや強さを活かして、より快適で安全な住まいづくりを追求しています。

耐久性

建築材料の比強度

無垢材は、優れた圧縮・引っ張り・曲げ強度をバランス良く備えており、その重さあたりの強さはコンクリートや鉄をしのぎます。

さらに、建立後1300年以上を経てなお堅牢な奈良・法隆寺の柱のように、1000年後も新木と同じ強さを発揮します。

構造材はすべて無垢材を使用しております。(プランによっては集成材を使用する場合があります)また、土台に使用しているヒノキはシロアリをよせつけない効果があります。

調湿性・リラックス効果

木は湿度が高いときは湿気を吸収し、湿度が低く乾燥すると水分を放出する調湿機能を持っています。特に杉の柱には、優れた調湿機能があり、インサイトホームでは柱に杉材を使用しています。また、杉の持つ香り成分にはリラックス効果もあります。

調湿性・リラックス効果

接合強度を高める構造金物

投稿日:2009.02.21

構造の接合部を強固に緊結する金物は、床・壁・天井・屋根などの一体化を強め、住まい全体の強度を大きく高めます。インサイトホームでは、筋かいプレートやホールダウン金物などたくさんの金物で接合部を強固に固定しています。

使用金物の一部

使用金物の一部

ふたつの通気で長持ちする住まい

投稿日:2009.02.20

日本の住宅では、ふたつの通気が重要です。ひとつは家の室内の通気、ふたつめは構造の躯体内の通気です。

風通しを良くし、湿気のこもりを作らないことが重要です。壁体内の湿気や水質分は、断熱材の性能を低下させ、さらに木質構造体を腐らせます。また、人体の健康にも大きな悪影響をおよぼします。

インサイトホームは、ご家族の皆様にいつまでも健康に、いつまでもながくお住まいいただけるよう、壁体通気を設け、構造体の耐久性を高めています。

通気胴縁

通気胴縁を使用することにより壁体内の空気の流れを促進させ、壁体内の結露を防ぎ、住宅の耐久性の向上を図ることができます。

通気胴縁

壁体内通気

壁体内に常に空気が流れることにより、土台、柱、梁などの木材が空気に触れ長持ちし、湿気が原因となるカビやダニの発生による気管支喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾病等もおこしにくくなります。

壁体内通気

わずかなすき間も見のがさない

投稿日:2009.02.19

木とアルミを接合する部分、わずかなすき間でも、そこが熱橋となり結露の原因となります。

インサイトホームは建物の結露防止と外部からの防水を目的とし、窓まわりに防水気密テープを施工します。

防水気密テープの施工

防水気密テープとは、極めて優れた気密防水、防湿性能を有している接着テープのことです。

耐久性、耐候性に優れたテープを窓まわりに施工することで、わずかなすき間もシャットアウト。水の浸入や湿気から住まいを守ります。

防水気密テープ

 

防水気密テープの施工

熱移動をくい止める

投稿日:2009.02.18

熱は移動する性質をもっています。温かい室内から寒い屋外へ、または涼しいエアコンの効いた室内から暑い屋外へ。この熱移動を阻止するために断熱材を使用します。断熱材の素材には無数の空気の小部屋が含まれています。その小部屋が熱が逃げていくのをくい止める仕組みになっています。インサイトホームでは、より快適にお住まいいただけるよう、断熱材としてロックウールを使用しています。

ロックウール断熱材の特徴

ロックウール断熱材の特徴

気になる「音」はしっかり「遮音」

投稿日:2009.02.17
住んでみて意外と悩まされるのが上下階の生活音

生活にまつわる音はさまざまで、意外と気になるものです。廊下を歩く音、ドアを閉める音、テレビやステレオの音、話し声、子供が飛び跳ねる音・・・。

このような住まいの音には大きく分けて「透過音」と「固体音」の2つの種類があります。

透過音

壁や床・天井部材の材質や隙間を通り抜けて聞こえる空気の伝達による音(楽器や人の話し声、テレビの音など)

固体音

物に直接接したときに発生する衝突音(2階の足音、スピーカーの振動など)   

インサイトホームでは、この2つの生活音の遮断を備えた配慮と工夫を施しています。 

「固体音」の軽減 (足音などの振動対策)

最近の住宅は気密性が高く、どうしても室内で音が反響してしまいます。そこで、2階からの振動を1階の天井に伝わりにくくする防震吊木を使用しています。

2階の床は現在多く採用されている「2層構造」をさらに進化させ「3層構造」としています。衝撃を吸収、震動を軽減し、1階へ伝わる音を遮ります。また、1Fの話し声などの音も反射させます。そして、「3層構造」は床鳴りの防止にもつながります。

「透過音」の軽減 (話し声などの音対策)

1階の天井に、本来断熱材として使用されるグラスウールを充填しています。

グラスウールは、他の断熱材にはない高い吸音性能があります。壁や床に施工し、断熱でなく、音を吸収し、静かな空間を生み出します。

防震吊木