構造

気になる「音」はしっかり「遮音」

投稿日:2009.02.17
住んでみて意外と悩まされるのが上下階の生活音

生活にまつわる音はさまざまで、意外と気になるものです。廊下を歩く音、ドアを閉める音、テレビやステレオの音、話し声、子供が飛び跳ねる音・・・。

このような住まいの音には大きく分けて「透過音」と「固体音」の2つの種類があります。

透過音

壁や床・天井部材の材質や隙間を通り抜けて聞こえる空気の伝達による音(楽器や人の話し声、テレビの音など)

固体音

物に直接接したときに発生する衝突音(2階の足音、スピーカーの振動など)   

インサイトホームでは、この2つの生活音の遮断を備えた配慮と工夫を施しています。 

「固体音」の軽減 (足音などの振動対策)

最近の住宅は気密性が高く、どうしても室内で音が反響してしまいます。そこで、2階からの振動を1階の天井に伝わりにくくする防震吊木を使用しています。

2階の床は現在多く採用されている「2層構造」をさらに進化させ「3層構造」としています。衝撃を吸収、震動を軽減し、1階へ伝わる音を遮ります。また、1Fの話し声などの音も反射させます。そして、「3層構造」は床鳴りの防止にもつながります。

「透過音」の軽減 (話し声などの音対策)

1階の天井に、本来断熱材として使用されるグラスウールを充填しています。

グラスウールは、他の断熱材にはない高い吸音性能があります。壁や床に施工し、断熱でなく、音を吸収し、静かな空間を生み出します。

防震吊木