構造

遮熱のメカニズム

投稿日:2009.02.16

夏場の屋根裏は日照による熱の影響を大きく受け、灼熱状態となります。躯体内が暑くなると、当然室温も高くなり、また躯体にもストレスがかかってしまいます。冬期においても室内の熱エネルギーは、赤外線として屋外へ(温度が低い方へ)放射されます。屋根裏に遮熱シートの施工を行い、さらに断熱材としてウレタンフォームを吹付施工します。「夏涼しく、冬暖かい」すまいを実現する、インサイトホームの遮熱のメカニズムです。

遮熱シート(タイベックシルバー:デュポン社)

遮熱シート

従来の透湿防水シートにアルミが蒸着されています。アルミは赤外線の反射率が高く、放出率も低い性質があります。

屋根裏に施工を行うことにより、夏場は外からの赤外線を反射し冬場は室内の熱エネルギーの放射を低減し室内を快適な空間に導きます。

遮熱シート2

断熱材(現場発泡低密度ウレタンフォーム)

次世代型省エネルギー住宅基準適合品を使用します。現場発泡で構造躯体に接着するので、構造体の温度変化や劣化による伸縮にも柔軟に対応します。長期にわたり、剥がれたり、隙間ができたりすることはありません。また、気泡構造は木の呼吸を止めることなく、構造材にとってもやさしい断熱材です。

屋根裏施工状況