コンセプト

美的収納という暮らしのスタイル提案

投稿日:2009.03.30

「暮らす」ことのここちよさ・楽しさ

「暮らす」という言葉の中にはものすごくたくさんの行為が含まれています。TVを見る、ゴハンを食べる、おフロに入る、着替える、趣味の時間を過ごす、布団に入る‥ 。すべて家族のみんなが家の中で行うこと。このような、家族みんなの様々な「暮らす」という行為を支えるのは奥様。みんなが団らんするリビングを掃除する、みんなが食べるゴハンを作る、みんなが入るおフロの掃除、みんなの服を洗濯する‥ 。奥様は家族みんなの「暮らし」を支えるために毎日大忙しです。家族みんながここちよく、楽しく暮らすには、それを支える奥様の暮らしをより快適に、より楽しく感じられる住まいづくりが大切だと考えます。

住まいのかたちトライアングル

ここちよい暮らしとは、◎ 毎日の生活にマッチしている◎ 機能性に富んでいる◎ デザインがよいこの3つから、感じるものと考えます。

ここちよい住まいとはこの3つがそなえられているものと思います。ただし、この3つのどれかが足りなかったり、突出しているときっとその住まいは決してここちよいとは感じられないのではないでしょうか。例えば、「デザインはすごくステキなんだけど実際の生活スタイルに合わなくて不便なことばかり」「すごく便利な間取りだけどデザインがいまひとつ」といったことです。ここちよい暮らしを実現するにはこの3つを住まいにバランスよく取り込むことだと考えます。つりあいのとれた「住まいのかたちトライアングル」を築くことが大切です。

ここちよいカタチ、ここちよい暮らし「モノをしまう」

「ものをしまう」という行為は暮らしの中になくてはならないことです。しかし、作業として捉えてしまいがちだと思います。しかもうまく片づけられなくって無駄に引出しや棚が増えて部屋が狭くなったり、すぐに部屋の中が散らかってしまったり、片付いてはいるんだけど、なんかゴチャっとしている、まとまりがない。など、収納にお悩みの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。家族みんなが楽しく暮らす住まいなのですから困りごとはあってはならないことです。そして、家族の中で最も収納に悪戦苦闘されているのは奥様だと思います。

大量の家事用品や家族の食器や衣類などを扱うのは奥様。しかも「もの」はお子様の成長や生活スタイルの変化とともにどんどん増えていきます。さらに、奥様は毎日家族みんなの暮らしのために大忙しなのですから、なるだけ手間や不便さは避けたいのです。「ものをしまう」ということを作業と思わず楽しくできたり、「ものをしまう」ことでスッキリとした空間でのここちよい暮らしを送る収納を、ものをしまうだけのスペースではなく、奥様をはじめ家族みんなの暮らしを快適にするための材料として捉えました。